Menu
 > 作品
 > テ行
 > 天使の涙
 > アルメイダさんのレビュー
天使の涙 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 天使の涙
製作国
上映時間100分
劇場公開日 1996-06-29
ジャンルラブストーリー
レビュー情報
《ネタバレ》 「恋する惑星」と比べると、まだわかりやすい作りですが、
全体にはよ~くわからない世界でした。でもカメラワークが
まだこちらの方が見やすく(広角レンズ多用は引いたが)
セリフも説得力あったと思う。
減点は殺し屋のからみ。理解しようと2回見ても、
どうも殺し屋には見えず石田純一みたいだ・・
「恋する惑星」では、2幕目がよく1幕の金城はいらないと思ってた。
それは不可解すぎた脚本と酔ういじりすぎた映像によるもの。
それがこちらの「天使の涙」では、殺し屋はいらない。
金城のほうがよくなってる。前回不満だった1幕目と2幕目の繋がり。
これが今回では無理やり頭と終わりに繋げているし、
ただしでもこの5人をリンクさせるのは違和感あり。
主体を宿屋に持ってきた時がよい。
特に良かったのが居酒屋のからみと8mmビデオ。
噂には聞いていたが、本当にこの映画の演技が金城武のベストでは?
まだ全作見てはいないのだが・・・あの演技は「恋する惑星」の
ストーカー女の浮遊感でもある。ハリウッドではこういう役が
はまる一人に、ブラッド・ピットがいることを思い出した。
殺し屋の男は世界は違うが、(なるがまま)であり、
女3人は(なすがまま)と、女の方がしっかり意思を持つ、
そして口の利けない宿屋の息子はというと、中性的にどちらも持つ。
その存在が、濃い救いようのない映画を癒し映画にさえ変えている。
セリフのない分の浮遊感と本音の表情、淡々とした語りもまたセリフのうち。
殺し屋をもっとうまく描けてたらなぁ・・満点なんだけど。

アルメイダさん 8点(2004-09-06 07:25:31)
その他情報
作品のレビュー数 58件
作品の平均点 7.38点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
211.72%
300.00%
411.72%
546.90%
61017.24%
71525.86%
81220.69%
9915.52%
10610.34%
作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 52.34
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
天使の涙のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS