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《ネタバレ》 ドリーはいい奴だけどなんとなくイラッとするキャラクターだなーという印象だったが、それはつまり前作の本質を理解していなかったんだと今作で気付かされた。
いや、というより私はまるきりマーリン目線になってしまっていたわけだ。 障害を抱える者、他と違う個は、世間一般からなかなか理解されない。当事者は孤立し、ますます生きにくくなっていく。 それでも彼女にはルーツがある。彼女を理解し支える者が現れれば、必ず輝ける。 マーリンだけじゃ駄目だった。ニモがいたから、マーリンは気付き、ドリーを受け止めることができた。 つまりこれ、障害者支援の理念だよね。ピクサーはタブーに切り込んだと思う。 ごめんねドリー、イラッとするなんて感じて。 完全に大人に向けたメッセージになっているけれども、本作を観た子どもたちがニモとなって、大人たちの差別とか偏見をぶち壊してくれることを願います。 【denny-jo】さん [映画館(吹替)] 7点(2016-07-18 22:55:43)(良:2票)
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