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硫黄島からの手紙 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 硫黄島からの手紙
製作国
上映時間141分
劇場公開日 2006-12-09
ジャンルドラマ,戦争もの,シリーズもの,歴史もの,実話もの
レビュー情報
なぜ硫黄島があれだけの激戦になったかというとB29の前線基地になるから。陥落によってB29が日本上空を自在に飛び廻れるようになり、可愛い奥さんや子供の頭上に爆弾が降り注ぐ事になったわけで、冒頭の「こんな島くれてやればいいんだよ」にまず違和感が。また、浜辺の塹壕掘りに根をあげてるのに、岩山刳り貫いた迷路が一夜にして出来てしまうのも変。まるでチンピラ集団のような日本軍も変だし、ナチス政権化のポーランドのような日本本土の描写も変。余力がある時点でやたら玉砕したがるのも変。…という感じで、監督に悪意が無いのは解りますが、やっぱりこういう映画は日本人の手で作らないと。
「ラストサムライ」は「日本近代化の膨大な要素を抽出する為のフィクション」として、監督が語っているように端から史実を描こうとはしていない。だけどこの映画は「史実」として描こうとしているわけで、こういった誤りはやはり気になります。
しかし「トラ!トラ!トラ!」の頃のような日米が完全に互角に組んだ映画作りは、今の邦画界の実力では無理かな…という所に思いが行ってしまいました。
番茶さん [映画館(字幕)] 6点(2007-06-16 00:32:01)
その他情報
作品のレビュー数 237件
作品の平均点 6.90点
作品の点数分布
031.27%
100.00%
220.84%
341.69%
4177.17%
52711.39%
63313.92%
75221.94%
85221.94%
93113.08%
10166.75%
作品の標準偏差 1.92
このレビューの偏差値 47.55
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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