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007/慰めの報酬 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 007/慰めの報酬
製作国英,米
上映時間106分
劇場公開日 2009-01-24
ジャンルアクション,サスペンス,アドベンチャー,シリーズもの,ロマンス,小説の映画化,スパイもの
レビュー情報
クオリティが高い代わりにやたら陰鬱なムード漂うクレイグボンドシリーズですが、その中で最も明るく爽快な作品。「ダーティハリー」でいえば3辺りの雰囲気。一番好きかも。
前回の弔い戦として、手がかりを片っ端から殺すボンドとそれに頭を抱えるMは、悲壮な雰囲気というよりむしろ痛快な空気が漂う。
舞台設定が何より秀逸。オペラ「トスカ」のシーン、著名な古典演劇ながら青白くメカニカルな現代美術風演出をまとった舞台は、温故知新のこのシリーズを象徴しているような感じ。ハードで殺伐としたシーンが連続する中での一服の清涼剤という感じでもとても良かったです。ラストの砂漠に半分埋まったようなホテルも視覚的に素晴らしい。あんなホテル実際にあるんですかね?
配役は個人的には納得。軽妙なグリーンはいかにも今風のエセ・エコロジストって感じだし、一方の落ち目の将軍様はこの役にはこの顔しかない位造形が絶妙。
内容に比して邦題が何ともセンスないのが残念。普通にそのままカタカナ書きにすれば良かったのに。
番茶さん [DVD(字幕)] 8点(2016-04-17 21:09:48)
その他情報
作品のレビュー数 124件
作品の平均点 6.16点
作品の点数分布
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332.42%
4129.68%
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64032.26%
72217.74%
81512.10%
975.65%
1010.81%
作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 58.88
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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