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《ネタバレ》 主人公達の時代とまるっきり同年代に生きてた私なので、どうしたってたっぷり思い入れながら見てしまいますねぇ。ガッコ帰りにつるんでサ店でインベーダーやってた身としては、サ店に緊張しまくりで入るエピソードなどは、そりゃさすがにちょっと子供っぽくないか?と思いましたけど、石野真子を出してきておいて、ダメ押しで『狼なんか怖くない』を流すとか、『魅せられて』とか、懐かしグッズを挿むアイキャッチだとか(「それからどうした?」って『ハクション大魔王』ですな)、ウケまくりつつも他世代置いてきぼりにしてなくない?とハラハラ。もっとも大変にバカバカしくギャグタッチな前半は、普遍的な、シンプルな笑いの世界。そして、ここできっちり掴んでおいて、中盤以降のともすればクサくなるベタな感動物語もキャラの魅力で見せてしまう、と。駐在さんとの単純な対決の図式が終了してしまってから、失速?これからつまらなくなる?と心配させますが、古臭くてお定まりなんだけど、バカが熱い夏の日の物語は、しみじみいいわぁ。きっちりとフィルムに夏を焼き付けてある感じも大変良いですねぇ。ただ1つ難点は竹中直人。彼だけ当時の人ではなくて今の人として映ってます。何故かって言うと、あの当時、茶髪はいっぱ~い!いたけど、金髪っていなかったのよね。金が出てくるのって、もっともっと後だわさ。何はともあれ、夏の日の青春グラフィティの秀作って感じで、意外な面白さでした。
【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-04-12 22:04:24)
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