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ラースと、その彼女 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ラースと、その彼女
製作国米,カナダ
上映時間106分
劇場公開日 2008-12-20
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 コメディのように思えて、実際に前半は結構クスクス笑えたりするんですが、実はかなりマジメな映画だったりして、見ている間、深く考えさせられました。ラースにとってのビアンカは、母でありオモチャであり友であり恋人であり、それは大人になる過程の中に本来は存在しているハズのもの。ラースは育ちが特殊であったために、それらを一体のリアルドールに全て込めてしまう事になるのですが、実のところ、全ての人間はラースと同じ体験を、子供時代に経て大人になってきているのですね。それは、大人になりきれていない会社の同僚達のフィギュアやクマのぬいぐるみにも象徴されています(最初のシーンでラースが顔を半分覆っている母の手編みのショールも、ライナスの毛布と同じ存在なのでしょう)。自分の中の子供に訣別するためのつらさ、痛さを描いた物語。彼を支える大人達の優しさが印象に残る映画でした。もちろん、その優しさは現実的ではないけれど、せめてそうありたいと思わせてくれました。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2008-12-29 22:01:02)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 47件
作品の平均点 7.30点
作品の点数分布
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6510.64%
71021.28%
81429.79%
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作品の標準偏差 1.47
このレビューの偏差値 53.24
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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