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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
製作国英,米
上映時間130分
劇場公開日 2011-07-15
ジャンルアクション,アドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,学園もの,小説の映画化,3D映画
レビュー情報
《ネタバレ》 原作は日本語訳が待ちきれなくて『炎のゴブレット』以降は米語版で読んで、映画は『賢者の石』のカウントダウン上映から始まって全て初日に見て、舞台挨拶も3回行った状態な私が、冷静にこれだけを一本の映画として語る、ってのは無理っす。『ハリー・ポッター』の映画が完結するまでは死ねないね、って思ってましたが、遂に完結しちゃいました。10年、早いものです。さて、今回の映画は死人が沢山出る事もあって、シリーズ最暗。前編と違ってそんなにあちこち移動せず舞台はホグワーツに集約してゆき、全編の7割がクライマックス、みたいな状態ですが、まとまりには欠けている気がしました。何がどうしてそうなるのか、っていう流れがちゃんとできていなくて、とにかく原作の要素を繋ぎ合わせてみました、っていう。原作があまり上手でない構成なのを、映画も倣っちゃったみたい。シリーズ最短な上映時間、情感とか関係なしに、とにかくエピソードを描けるだけ描いておこうという感じで、これまでのシリーズで愛着の湧いていたキャラの最期をサラリと流し過ぎ!みたいな状態が頻発。ヴォルデモートとの最終対決に至るまでも、対決自体も、ヤケにアッサリとしたものに感じられ、最後の最後で随分と淡白な印象を受けてしまいました。それでも、よくぞ最後まで完走してくれました、と。ほぼ同一のキャストによって10年かけて7作の原作を8本の大作として完結させる、それは映画史に残る偉業とすら言えます。映画を見ている間、ずっと1作目からリンクする様々なエピソードやアイテムに、感慨深くシリーズを思い返しておりました。ラストシーンは映像と音楽が1作目にリンクしていて、大きな物語の幕を見事に下ろして。ここまで漕ぎつけてみせたのもまた、映画の持つチカラとして評価していいんじゃないかと。10年間の夢に感謝。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2011-07-15 21:43:33)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 52件
作品の平均点 6.60点
作品の点数分布
011.92%
100.00%
200.00%
311.92%
435.77%
5917.31%
61325.00%
71019.23%
8611.54%
935.77%
10611.54%
作品の標準偏差 1.98
このレビューの偏差値 53.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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