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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦
製作国
上映時間107分
劇場公開日 2011-04-16
ジャンルコメディ,アニメ,シリーズもの,ファミリー,スパイもの,TVの映画化,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 震災の影響なのか、毎年家族連れで賑わう休日、日劇の『クレしん』が今年はガラガラ。子供達の笑い声が聴こえない鑑賞は淋しい限り。さて、下ネタを物語の核に据えた点で、今回の『クレしん』は挑戦的、挑発的。安易な感動路線に走らず、ナンセンスっぷりを前面に押し出しての疾走で、なかなかの快作に仕上がりました。難点は散見されます。今年もカスカベ防衛隊と野原一家の活躍具合が微妙ですし、演出に不自然な間があってリズムが崩れている箇所がチラホラ(トロロの洪水を食らう二人の警備員の、『シャイニング』パロディなタメを作るカットバックはテンポ悪くするだけで不要でしょ)。それに上映時間が『クレしん』にしては長い事が、何らかの必然を持っているとは思えず、単にちょっと間延びした印象。クライマックスの反撃への移行や追っかけっこはもっとタイトにできたのではないかと思います。悪の動機が徹底的に弱いのは『温泉』同様って事で別に『クレしん』として特に問題がある訳ではありませんが。でも、レモンをしんのすけとは全く異なる存在からしんのすけと同体レベルにまで近付けてゆく物語は、ヒロインにそこまでやらせるか!ってナンセンスの極みながら感動的であったりもして、行くところまで行ってしまった今回は、まー良くやった、と。全国PTAの皆々様に『クレしん』のアイデンティティを改めて誇示してみました、って感じで。比類なき放屁映画として映画史に名を刻みそうな特異っぷりが、今回の『クレしん』のポイント。ちょっと大人しめだったこのところの『クレしん』映画の中でも異臭・・・でなくて異彩を放つ一本となりました。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 7点(2011-04-17 18:46:32)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 5.38点
作品の点数分布
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217.69%
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4323.08%
5323.08%
6215.38%
7323.08%
817.69%
900.00%
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作品の標準偏差 1.60
このレビューの偏差値 56.35
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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