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少年マイロの火星冒険記 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 少年マイロの火星冒険記
製作国
上映時間89分
劇場公開日 2011-04-23
ジャンルアクション,SF,コメディ,アドベンチャー,アニメ,ファミリー,小説の映画化,CGアニメ,3D映画
レビュー情報
《ネタバレ》 毎回、ゼメキスのところのフルCG作品の特徴はとてもリアルな人物造形。だけど、今回この作品にそれが合っていたかと言うと甚だ疑問です。アニメチックな火星人の造形とのバランスが取れてません。主人公の少年がちょっと生意気なガキなので、リアルな見た目だと殊更馴染もうとする気になりません。エンドクレジットでどうだとばかりにモーションキャプチャーのための撮影風景を見せつけるあたり、それって違うんじゃない?って思いがひしひしと。だったら実写でやろうよ・・・。でも、それより気になったのはカビの生えたようなアメリカ的価値観から見た絶対的アメリカ至上主義。「火星人は地球人よりも劣った存在で、支配者の下で夢を見ることもなく冷たい暮らしを送っています。だから地球人の正しい価値観によって啓蒙しなければなりません。」 今時、臆面もなくよくもこんな物語で映画作れちゃうよなぁ、って。地球人はアメリカ人に、そして火星人は他の、色々な国に容易に置き換えられてしまうような、逆に凝り固まった価値観によって描かれているような映画。主人公と行動を共にする肥満キャラもアメリカ映画によく登場するジョン・ベルーシ的、ジョン・キャンディ的、ジャック・ブラック的な喋りまくるウザいキャラで辟易。実のところ、そういう設定まで含めてアメリカンレトロSFなセンを狙った感じがあるのですが、デザインに魅力はあっても、物語はもう少し今日的な視点で描いて欲しかったと思います。火星人ヒロインは魅力的でしたけど。
あにやん‍🌈さん [映画館(吹替)] 5点(2011-05-21 00:34:28)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.00
このレビューの偏差値 40.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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