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クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!! のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!
製作国
上映時間95分
劇場公開日 2013-04-20
ジャンルコメディ,アドベンチャー,アニメ,シリーズもの,ファミリー,グルメもの,TVの映画化,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  私はもつ焼き屋なのでB級グルメど真ん中、世界A級グルメ機構にさっさと排除されちゃいそうです。

 さて、このところの『クレしん』に顕著だった、最初に世界設定ありき、テーマありきでキャラを縛ってしまう描き方から一転、今回は設定などごくシンプル、簡潔に済ませ、余計な感動エピソードだの家族愛だのも大幅に削ぎ落とし(元々『オトナ』と『戦国』は『クレしん』の中のイレギュラーなのに、以降はそれを意識し過ぎた感があって)、ひたすらカスカベ防衛隊の活躍に絞ってタイトにまとまった作品。
 その、無駄なく疾走してゆく面白さは『暗黒タマタマ』以来かも。

 焼きそばを食べる事が目的で物語が動いてゆく点では『ヤキニクロード』に近い気もしますが、アレが焼肉だけでは物語を引っ張れていなかったのと対照的に、今回はあくまで焼きそばが物語を引っ張っています。
 今回はカスカベ防衛隊がメインで、ひろしとみさえすら活躍の場が殆ど無く、他のレギュラーはほぼ排除されているという状況。
 そして、物語は5歳児である彼らに不釣り合いな無理を強いていません。地球の運命だとか、人類の未来だとか、そういうの無し。ただ5歳児なりの苦悩(お腹が減った、ママに会いたい、友達とうまくいかない)で笑いとドラマを作ってゆくのです。
 その分、スケールはシリーズの中でも最小レベルですが、映画用に無理して大きくなった『クレしん』ではなく、等身大のカスカベ防衛隊メンバーの魅力が存分に発揮されていました。

 また、毎度「その歌は必要なのか?」って疑問に思う劇中で歌うシーンは、今回、削るのではなくて逆にクライマックスの重要な部分に大切な要素として組み込むという、その痛快さ。

 でも、何と言っても良かったのは「登場人物全員幸せ」っていうラストを迎えた事ですね。エンディングで語られるあの幸せな感じ、あれで「ああ良かった、いいモン見た」って心から満足できた感じがしました。今年の『クレしん』は当たり。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 8点(2013-04-23 23:22:21)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 6.36点
作品の点数分布
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200.00%
317.14%
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5321.43%
617.14%
7750.00%
8214.29%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.34
このレビューの偏差値 59.12
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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