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それでも夜は明ける のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 それでも夜は明ける
製作国米,英
上映時間134分
劇場公開日 2014-03-07
ジャンルドラマ,歴史もの,実話もの,伝記もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  意外にも感動とか無しで。

 「なんかいじめられる人にも原因があるのです、みたいな事を描いてないか?いや、そう思わせてしまうくらいに迫害が酷かったって事か」とか「どうしてそこまであからさまな悪人になれたのかな、あそこまで悪人だとなんか実感薄いわ」とか「アメリカ人ひでー、でも日本人は別だって訳じゃないよね」とか「アメリカ人はこの惨たらしい歴史を抱えながら今という現実を一体どう生きてるんだろう?やっぱり無かった事にしたいかな?」とか「ネットで酷い差別発言をしているような人間がこの映画をもっともらしく語っちゃったりするんだろうか?そういう人は自己のダブルスタンダードっぷりをいかに消化できるんだろうか?」とか、見ている間に考えた事はいっぱい。だけど感じた事は特になくて。
 「考えるんじゃない、感じろ」とリー師匠はおっしゃっておられましたが、真逆ですね。

 作品の空気としては『シンドラーのリスト』とか『プラトーン』とかを連想させるんですが、ああいう「見ろ!感じろ!」ってゴリゴリとオシてくる感じはあまり無くて。ゆえにドラマチックな感動の涙!とかいうのもなくて、見終わってワリと肩透かしな感じがしたのが正直なところで。

 アカデミー作品賞は「アメリカ映画はこうやって陰惨であまりに愚かな歴史からちゃんと目を逸らさずに向き合う事ができる健全さを持っているんですよ」ってアピールするため?とかちょっと意地悪く勘繰っちゃったりして。
 でも、日本でこういうの作ったら大騒ぎする人達がいっぱいいるよね、むしろ今の時代、絶対この国じゃ作るの無理だよね、って考えたらアメリカ映画はまだマシなのかなぁ。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 6点(2014-03-07 20:29:31)
その他情報
作品のレビュー数 63件
作品の平均点 6.51点
作品の点数分布
000.00%
111.59%
211.59%
300.00%
423.17%
557.94%
62539.68%
71320.63%
81219.05%
934.76%
1011.59%
作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 47.74
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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