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美女と野獣(2014) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 美女と野獣(2014)
製作国仏,独
上映時間112分
劇場公開日 2014-11-01
ジャンルファンタジー,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  物語は大して面白くありません。
 ベルの家族の描写に多くを割き過ぎなんですよね。序盤は「いつになったら野獣出てくるんだ?」って状態ですし、中盤はベルと野獣とのコミュニケーションがそんなには描かれておらず、クライマックスは兄達が悪党引き連れてやらかすアクションスペクタクル!になっちゃうし。そのアクションスペクタクル部分は『進撃の巨人』か『ジャックと天空の巨人』か、って感じでちょっとやり過ぎてて映画のカラーそのものを変えてしまっている感じですし。
 もっと「美女と野獣」に時間を割り当てて貰いたかったところなのですが。

 ヴァンサン・カッセルとレア・セドゥというキャスティングもちょっと新鮮味に欠けちゃう感じ。

 一方、さすがゴシック&デカダンの国おフランス製、その退廃的な美術のウットリするような美しさ。もうそこだけで満足しちゃったりして。
 人を寄せ付けない森、荒廃した城、その深く沈んだ色、散りばめられた無数の枯葉、そこに置かれる鮮やかなベルの色、泉の色、バラの色。
 それこそは「美女と野獣」に相応しい鮮烈なイメージの世界。

 ディズニーのカラフルで夢見る愛のお話しの世界とは全く異質で、ダークな要素を多分に含みますが、一方でディズニーのアニメーション映画があったからこそのデザインや映像、作品そのものの在り方も見受けられます。
 製作が決定しているらしいディズニーの実写版『美女と野獣』がこの作品の存在を前にどのような映像を出してくるか楽しみです。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 7点(2014-11-09 22:18:39)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 5.06点
作品の点数分布
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216.25%
3212.50%
4212.50%
5531.25%
6212.50%
7425.00%
800.00%
900.00%
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作品の標準偏差 1.52
このレビューの偏差値 58.39
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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