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バンクーバーの朝日 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 バンクーバーの朝日
製作国
上映時間132分
劇場公開日 2014-12-20
ジャンルドラマ,スポーツもの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》  なんだかボンヤリした印象の映画。何が問題かって、明るい画でアップの多い高畑充希の表情は印象に残るけれど、肝心の主人公を始めとしてチームメンバーの表情がちっとも印象に残らないという。見終わってみて多くがカオナシ状態なんですよ。

 引きの画が大半を占めていて(カフェの中で高畑がみんなに語るシーンでチームメンバー全員をシネスコフレームいっぱいに収めているショットなんか、よく撮れてるというよりは作為に過ぎる感じ)、その上暗い画面が多く、ここ一番の表情が存在していない状態。妻夫木聡はリアクションの薄いキャラとして描かれていますから、更に存在が薄く感じられます。

 自分を殺して一歩退いたところで生きる事こそが日本人の美徳である、とばかりに受け身な人々の生を一歩退いた視点で描いているような感覚を受けて、あーコレもまた被害者意識の強い過去の日本人映画なんだねぇ、と。それ、昔からなんか少しでも進歩してる?

 この監督、『舟を編む』以降、随分とつまんない監督になっちゃった感じがして仕方ないんですけど。優等生的な映画を撮っていたいのかな?
 対象から腰が引け過ぎてるんじゃないかなぁ。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 5点(2015-01-04 00:26:07)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 5.19点
作品の点数分布
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6425.00%
716.25%
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作品の標準偏差 0.81
このレビューの偏差値 47.13
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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