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恋するヴァンパイア のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 恋するヴァンパイア
製作国
上映時間102分
劇場公開日 2015-04-17
ジャンルラブストーリー,ファンタジー
レビュー情報
《ネタバレ》  これはある意味凄い映画で。

 良かったところはみなとみらいの夜景がキレイなところ。でも、残念ながら実景の方がずっとキレイです。

 残りは全てツッコミどころ。いいとか悪いとか以前の話。
 何故台湾から話が始まるのか、どうして陽光に当たっても平気なのか(歳を取る薬で何故か陽光だけは平気になる、銀とニンニクはダメ)、そもそもヴァンパイアの基本設定がどこまで適応されているのか、何故個人個人で全く違った能力を持っているのか、ヒロインの怪力が全く物語に活かされないのは何故か、何故山下公園で海眺めていれば都合良く人がやってくるのか、何故ヴァンパイアである事を隠しながら経営するパン屋の名前がBAN PANYAで吸血鬼デザインのバンパンダパンをウリにするのか、何故悪のヴァンパイアの部下が韓国のお金持ちなのか、そして何故ヤツはいきなりいい人になっちゃうのか、何故突如カンフー映画なのか、台湾の自殺未遂娘がマンガ好きでマンガ家を目指していてパン屋でバイトしてヒロインの正体をさっさと知ってしまう事の設定の意味はなんなのか、大塚寧々のニンニク砲に意味が一切無かったのは何故なのか、敵ボスは簡単に倒されてしまうけど部下はどこへ行った、何故わざわざラストが二段オチなのか、そんなツッコミどころのみで構成されていて、それはそれで楽しいです。流れに必然は全くなくて「この世界ではそういうもの」という特殊ルールで作られているので、それを呑み込むのに苦労し続ける状態で、ひたすら苦笑しながらスクリーンを見つめる、そんな映画。

 子役の演技がぎくしゃくぎくしゃくしてるわぁ、って思ったら大人になった二人の演技もぎくしゃくぎくしゃくしていたり、ハイキー多用でのライティングに激しく失敗していたり(大塚寧々が異様に老け顔に映っちゃったり、ラストシーンのヒロインのPANDAって書いてある白いシャツの反射が上唇を白ーく染めて、口になんか付いてますよ?みたいな)、もうワチャワチャになりながら撮られた映画、みたいな感じ。

 コレは闇鍋みたいなモンです。日本映画界の実情が生み出した闇鍋。和・中・韓をベースにした味で、具が全部スイーツ。そのスイーツの中にたまに美味しく感じるモノがあったりするのですが、それ褒めてもねぇ。
 まあ、珍品とでも言えばいいのかしらねぇ。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 2点(2015-05-04 14:26:44)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 4.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 2.00
このレビューの偏差値 45.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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