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《ネタバレ》 これはこれで見世物としては面白かったんですけど、でも、そうかなぁ? 違うんじゃねえかなぁ? とか思いながら見てたのも事実で。
もっとストイックで研ぎ澄まされた映画だと期待していたのですが、ワリと下世話。なんかエゴとエゴがぶつかり合ってガリガリいってて、ノイズだらけでうるさい映画って感じ。ノイズってのはもちろん音響の話ではなくて、遅刻だの事故だの自殺だの辞任だの告げ口だののゴタゴタした話。そういう人間の生の部分から音楽が生まれてくる、にしたってこの映画は相当にうるさいっしょ、みたいな。 もちろん、努力がとても重要なのは確かなのですが、むしろ、こういう生き方からはそういう音しか生み出されないんじゃね?という感じもして。実際、そのサウンドはそういう音に聴こえて、それは決して耳に心地よい素晴らしい音楽とは違うモノのようで。 なんだか結構一面的なモノを見せられちゃったなぁ、という感じ。こうなるともう自己陶酔、自己完結の世界ですよね。そこにあんまり感情移入はしたくないなぁ(笑) もっとも、私にそういう拒否の感情を抱かせたのもこの映画なりの強い個性が存在していたからこそなんでしょうけれど。良いか悪いかは別として、見ておいて損は無い映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-05-04 13:50:04)(良:1票)
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