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クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃
製作国
上映時間104分
劇場公開日 2015-04-18
ジャンルホラー,コメディ,アニメ,シリーズもの,ファミリー,パニックもの,TVの映画化,モンスター映画,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  『クレしん』で泣かせに走るのはあまり好きじゃないので、今回はそれが冒頭部分だけに集中していたのがまだ良かったかな、と。

 舞台がメキシコに移ってからは完全に野原一家と現地のキャラ達で独立した物語になって、従来にも増してハッキリとした作品の形が見えます。ズバリ、王道モンスターパニック映画。『トレマーズ』とか『ジョーズ』とか『フィースト』とか『ミスト』とかのノリ。『クレしん』でアレやりました、っていう。
 なのでそういう映画好きとしては大変面白く、だけど一方で群像劇となった事でしんのすけが大勢の中の一人になってしまった事や、怪物撃退、退治のシチュエーションが(小ネタを除くと)真っ当だったりと、『クレしん』としての面白さは結構スポイルされている気がして、ちょっとジレンマを感じたり。もう少しナンセンスでも良かったかな?とも思うんですが、結構ホンキです。

 今作オリジナルのキャラ達は皆個性的。っていうか果たしてこのキャラは要るのかな?みたいなのは大体さっさと怪物に食われます(笑)
 でも、そんなにはドラマ作ってないんですよね。スマホちゃんにしろ、レインボー仮面にしろ、村長にしろ、性格はハッキリしていても、そういうキャラとなった背景は見えてきません。全体的には多少冗漫な印象があったので(籠城場所を移動したり何度も外に出たり入ったりで、水増しエピソードが無きにしもあらず)、どうせならばその時間をドラマに費やすか、さもなければもう少し刈り込めたのではないかと。
 一方、今回は敵が世界征服を狙う組織とかではなくて怪物ですから、敵側のサムい歌やギャグが無かった分、安心。アレ、毎回、なんで入れるかなぁ?って感じで。

 原作者の逝去によって『クレしん』の基本設定にはもう新たに手を加える事はできないでしょうから、あとはどれだけ物語のバリエーションで魅せるかになってきていると思います。今回はそんなにハズしてない感じで面白く見られました。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 7点(2015-04-27 23:14:21)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 5.67点
作品の点数分布
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2111.11%
3111.11%
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6333.33%
7111.11%
8222.22%
900.00%
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作品の標準偏差 1.94
このレビューの偏差値 53.53
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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