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IAM A HERO アイアムアヒーロー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 IAM A HERO アイアムアヒーロー
製作国
上映時間127分
劇場公開日 2016-04-23
ジャンルアクション,ホラー,SF,コメディ,パニックもの,漫画の映画化,バイオレンス,ゾンビ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 ツイッターの映画クラスタの間で評価が高かったので期待し過ぎちゃった。

 ベースは『ゾンビ』そのものなわけで、話の中心がショッピングモールでの籠城戦で生き残った人間同士のゴタゴタがドラマになってます、なんてところはなんのヒネリも無し。今から40年近く前に作られた映画にやっと近付きました(越えてはいません)ってそれって誉められる事なのかなぁ。このジャンルって低予算のしょーもないデキのものが大量にありますから、元々ハードルは低めだったりするのでしょうけれど。
 それでも邦画としては頑張ってるその映像は、舞台を日本に見立てての大々的な韓国ロケで実現した映像なわけで、つまり国内だけじゃこのレベルに到達するのは無理です、っていうのが実情なんでしょうね。

 この映画のオリジナリティは主人公が何者にもなれないヘタレで、極限状態でも変われず、それでも、ってところですが、んー、ダレ気味。森に入って以降クライマックスまでテンポが悪くて、そのワリに濃密なドラマが描かれている訳でもないので『晴天の霹靂』とちょっとキャラカブってる大泉洋の苦悩演技をご覧くださいって状態がシンドいなぁ、って。有村架純と長澤まさみって花を両手にしながらなおヘタレ続けるので温度低めな時間がずっと続いて。
 避難民を支配している男とその手下って、お約束の展開に「あーこの流れかぁ」ってウンザリさせられつつ、ヘタレの覚醒を待たなくちゃならないのは結構苦痛。
 で、やっと覚醒したと思ったら最早それドーピング脚本だろって状態で。ライフルの弾、一体何発持ってるのよ?ってくらいに全部ライフルで片付けちゃうのでライフルVSゾンビの映画になっちゃうんですよね。ライフル最強!で終わっちゃう。英雄は本当に英雄になれたのか? うーん。

 グロっぷりハンパない、よくぞここまで、みたいに言われてますが、殆どヘッドショットでブシャブシャ頭が破裂するばかりなので、激しい人体破壊っぷりを期待すると、こんなモンかあ、くらいのモノです。そんなモノ一切期待しない、ホラーもスプラッタもゾンビものも苦手な私でも「なんだぁ」って思う程度。

 そして、有村架純は良かったです。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2016-04-29 22:44:37)
その他情報
作品のレビュー数 81件
作品の平均点 6.91点
作品の点数分布
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200.00%
322.47%
411.23%
5911.11%
61619.75%
72632.10%
81822.22%
978.64%
1022.47%
作品の標準偏差 1.39
このレビューの偏差値 45.27
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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