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《ネタバレ》 延々と執拗に続くヒロインへのセクハラ描写とクライマックスの人体欠損合戦に、結局このアニメの本質ってそこだったんだなぁ、と呆れつつ見ておりました。つーか結局あの「NOIR」に意味なんて無いし。ノワール・・・何が黒いの暗黒なの? カッコだけ。あれ全部削除した方がいいんじゃね?
最終作はそれなりの尺になりましたが大したハナシは残っちゃいない状態でダレます。主人公がキスショットの命を救った事の意味に主人公自身が気付いて戦慄する前半、だけどそんくらい覚悟してなかったんかい、ってな話で一人で何を悲劇のヒーローの如く嘆いているのやら、と。 で、間延びした末の対決で、ご丁寧にセリフで解説されてしまうキスショットの本意の意外性の無さも去る事ながら、最終的な着地点は、つまり、永遠のロリコンの円環の中に閉塞する道。おいおい『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』以前まで退化しちゃったよ・・・ この作品、何か新しい事をしているように見えて、実のところ再生産を繰り返しているばかりに見えます。子供向けでない、エロティックな、或いは残虐な描写でアピールする、そういうのは進化でもなんでもなくて、過去に何度も繰り返された、安易にエログロに走って袋小路にハマるパターン。その先に待っているのは滅亡なので、そっちではない道を探した方がいいと思いますよ? で、褒められるところがあるとしたら、シネスコ画面にひたすら空虚な背景を重ねてゆく事で、なーんにもないカラッポな世界を描出している点。この作品の本質も実はそんなモンなんですよ、ってシニカルに象徴しているのだとしたら、それはなかなかじゃない? 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 4点(2017-02-15 22:47:34)(良:1票)
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