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《ネタバレ》 前作はめちゃくちゃ楽しめたけれど、今回はなんかフツー。
前作ではどんどんと舞台が移っていったのに今回は舞台の殆どが1つの星に限定されて広がりは無く、前作ではハミ出し者の寄せ集めが最後は大勢の人々と共闘する事で宇宙の危機に立ち向かったのに、今回は宇宙の危機自体は両手の指で足りる程度のキャラのいざこざで語られてしまい(危機に絡まない無関係なキャラは多いものの)、結局は例の作品でお馴染みな宇宙規模の親子喧嘩、最後はカビが生えまくりの定番設定な星の核を破壊する事で事態は解決、そんなモノを笑って皮肉ってみせるとかじゃなくて、マジでやっちゃってる状態。80年代の娯楽映画を見てたら、もうここには新しいモノなんてVFX以外何もありません、みたいな映画。 あとはキャラの面白さを楽しむくらいなわけですが、今回はウェットなドラマが全編をどんよりと覆っていて(前作もそれなりにウェットではありましたけどさ)、キャラの歯切れの悪いこと。ロケットなんてアライグマなカッコしてる必然性がないくらいに普通にドラマを消化してましたからねぇ。 前作のそれぞれハチャメチャなキャラっぷりは今回は冒頭を除くと鳴りを潜めて、みんな受け身。大切なのはファミリー、みたいな。『ワイルドスピード』かいな。守りに回ったら面白くないわけですが。 面白かったのは冒頭のタイトル部分の長回しとか、新キャラのマンティスとか、最近の3Dには珍しく飛び出し方向を強調していて昔の『ジョーズ3』なんかの目が疲れる系3Dっぷりが懐かしかったとか。 映画全体が守りに回った感がして、二作目にしてそれって、ちと早過ぎないかと。実はこれもまた次回『アベンジャーズ』のための予告編映画なのでした、とかだったらイヤな話だなぁ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2017-05-14 17:43:50)(良:2票)
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