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カーズ クロスロード のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 カーズ クロスロード
製作国
上映時間109分
劇場公開日 2017-07-15
ジャンルアクション,コメディ,ファンタジー,シリーズもの,スポーツもの,CGアニメ
レビュー情報
《ネタバレ》  マックイーンは最後に何故トレードマークの赤い色を捨てたのでしょうか?
 若くて未来ある、だけども性格の悪いストームのボディは青い部分もある、けれど黒いです。まだ若いけれど挫折して夢を諦めた状態のクルーズのボディは黄色いです。もう若くはなく、レーサーとしての寿命を認識せざるを得ないマックイーンの色は赤いです。つまり、今回の作品に関してはそのボディカラーが信号の色を示してたりしない?って。1作目の段階で赤いマックイーンですから、今作に対してしか通用しない考え方ですが。
 もう少し細かく見ると、クルーズは黄色一色が、途中で黄色に黒のペイント、次に黄色にオレンジ~赤のペイントとなり、そして最後には黄色にブルーのロゴ。マックイーンは赤いボディに黄色のロゴが、一度は剥がされ剥き出しの素の色になり、元に戻ってハデになって泥を被って元に戻って、最後はブルーのボディにブルーのロゴ。その塗装の変化が立場や心情、意識の変化を示しているようにも思えます。ブルーは未来を予感させる色、黄色は惑いの色、そして赤は限界を感じる色、そんな感じなのかな?みたいな。

 そんな今作はある程度歳を重ねた人、挫折を経験した人、人生に迷った人に染みるようなお話で、だから日本でのシリアスな大人向けっぽいCMも、あながち間違いでもないのかな、と。これまでの『カーズ』はあまり好きになれなかったのですが(マックイーンもメーターもウザくて)、今回はシンパシーを感じる部分が多く楽しめました。ああいうシンプルなデザインのキャラがドラマを演じる事の無理がある感は1作目同様にあったと思います。もっとテンポアップした方がいいんじゃないかって。でも、情感溢れるシーンはキャラとのバランスに違和感を抱きつつも味わいを感じて。
 ピクサーの子供向け枠の限界にぶち当たってる状態はここに極まれり、って感じではありますが。

 あと、松岡茉優は蒼井優に匹敵する声優殺しでした。
あにやん‍🌈さん [映画館(吹替)] 8点(2017-07-25 22:05:35)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 7.10点
作品の点数分布
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515.00%
6630.00%
7525.00%
8630.00%
9210.00%
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作品の標準偏差 1.09
このレビューの偏差値 57.56
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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