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プーと大人になった僕 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 プーと大人になった僕
製作国
上映時間104分
劇場公開日 2018-09-14
ジャンルドラマ,コメディ,ファンタジー,ファミリー,動物もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  『くまのプーさん』のキャラはお馴染みだけれども、実のところ、ディズニーのアニメ映画版(短編の3本のヤツ)はそーんなには面白いと思ってなかったのね。それぞれのキャラ、ウザいし。マシントレスのラインが汚いと思ったし。
 私にとってはディズニーリゾートで買うキャラクターグッズの方がメインで作品としては別に、みたいなポジションだったわ。

 『プーと大人になった僕』のクリストファー・ロビンは常識的でつまんない大人で、ちょっとスピルバーグの『フック』を思い出したり。
 それにしても、前半、ディズニー映画にしては陰鬱で暗過ぎない?って心配になっちゃって。コレって子供が見て楽しい映画かなぁ?みたいな。
 何と言ってもプーさんがひたすら可哀想なの。何年もずっと離れていたクリストファー・ロビンとやっと出会えたのに、クリストファー・ロビンがひたすらつれない状態で、プーさん、それでも健気で、もー泣けてくるわ。
 ちなみにプーさん、アニメ版とはかなり印象が違うわ。ウザさが少なめ。でもいちばん違うのはまゆ毛が無い事。無い方が可愛いわね。あとピグレットもアニメ版より可愛かったかな。ティガーやイーヨーはあんなモン。

 で、そこからじわじわと氷が溶けるように広がってゆくモノに、見ているこちらもどんどん心が満たされてゆく感じで。
 心の中に甦ってくる、忘れてたキモチ、それが大切だと教えてくれる映画。ほら、プーさんに限らず、幼い頃に大事に思っていた物事ってあるじゃない。大人になるって、それらを忘れたり棄てたりする事、って思っちゃうけれど、でも、それが本当に正しいの?ってね。
 だから、これは大人に響く映画だし、プーさんで育った人には更に響く映画だと思うわ。

 思ったよりも小さな(ごく狭い範囲の個人的、私的な雰囲気の)映画だったけれど、『くまのプーさん』の世界を大切に大切に描いていて、詩的で叙情的で、じんわりとしみる映画ね。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2018-09-19 21:26:28)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 26件
作品の平均点 6.42点
作品の点数分布
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200.00%
313.85%
427.69%
5415.38%
6519.23%
7830.77%
8415.38%
927.69%
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作品の標準偏差 1.50
このレビューの偏差値 57.03
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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