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コーヒーが冷めないうちに のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 コーヒーが冷めないうちに
製作国
上映時間117分
劇場公開日 2018-09-21
ジャンルドラマ,ファンタジー,小説の映画化,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  このところ、映画を見てはモンクばっかり言ってるヤツ、みたいになっちゃっててねぇ。
 この映画こそ、面白かった感動した泣いた楽しかったってポジティブなワードで溢れてくれたらいいのだけどねぇ・・・

 役者さんは皆さん、良かったです。
 映像もキレイでした。
 以上、ポジティブな表現ができるのはそれくらい。

 「4回泣けます」ってこの映画のキャッチフレーズだけど、一度も泣けねーですよ。
 タイムトラベルモノってことで、この物語独自のルールがあるのだけど、そのルールがあまりに多過ぎて、もうフツーの感覚な部分が少なくなっちゃってるのね。しかも、そのルールは矛盾や疑問がいっぱい。物語を都合よく運ぶためのルールによって固められた世界。
 そういうものだと割り切れ、って点が多過ぎて、ドラマがどうこう言う以前の問題という感じ。
 「過去は変えられない」って事は過去に介入できない、つまり飛んでる間のみで完結すると思うじゃん、平行世界の泡のような時間だって。ところがそこからモノを持ってきたり、そこに居た人間の記憶が更新されたりしちゃうわけ。それ、過去変更可能じゃね?
 しかも最後のエピソードは起源消失してるし。未来って名前を付けた元の人間が存在しないわよね?

 4回泣けます、というのは描かれる4つのエピソードそれぞれのことを指しているのでしょうけど、まず最初のエピソードは軽くて、これ泣けるの?という感じ。
 次の2つのエピソードはそれなりにドラマティックだけど、肝心のルールが逆にジャマをしてしまってるっていう。
 そして、もっとも重要な最後のエピソードは、ルールによる仕掛けがメインになってしまっていて、そこに色々な疑問が生じてしまうので、映画がこちらを置いて一方的に酔っているような感じ。大仰な音楽がそれに輪をかけて、アタシ一体何を見せられてるの?みたいな。

 タイムトラベルものって色々あるけど、これは独自ルールをあまりに大量に盛り込みすぎて、シンプルな感動を疎外しまくっちゃったように思うわ。雰囲気だけでSFとか作るもんじゃないわね。
 ホラまたモンクばっかり。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 4点(2018-11-01 19:45:47)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 12件
作品の平均点 4.50点
作品の点数分布
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318.33%
4758.33%
5325.00%
600.00%
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作品の標準偏差 1.19
このレビューの偏差値 46.47
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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