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クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者
製作国
上映時間103分
劇場公開日 2020-09-11
ジャンルコメディ,アドベンチャー,ファンタジー,アニメ,シリーズもの,ファミリー,TVの映画化,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  なんか『ロストチルドレン』みたいなハナシ。クライマックスのビジュアルは『地球防衛軍』(ミステリアンやモゲラの映画なヤツじゃなくて「EDF!EDF!」なゲームの方)ね。あと、いつもに比べて何故か背景画がキレイ。

 で、今回の『クレしん』はちょっと見てるのがシンドかったわ。
 登場人物が多過ぎて(レギュラーメンバーの他にこの映画用のオリジナルキャラが大量)、それぞれにドラマを描こうとするものだから、もうあちこち話が飛んで、やたらゴチャゴチャして、混沌としちゃってるわ。
 ラクガキによって生まれたキャラ、ブリーフ、ニセななこ、ぶりぶりざえもん。ラクガキングダムのお姫さま(と、城に存在する善悪双方の大量の人々)。旅の途中で出会う少年ゆうま(そして一緒に旅をする動機となる母の存在)。本来ならばそれぞれ大きな役割を持ったゲストキャラポジションなカンジなのよね。それが1本の映画にひとまとめで登場してごちゃーっと描かれるものだから、どれもこれも中途半端なの。一体どこに、誰にキモチを持っていけばいいワケ?って感じで視界に入ってきたと思ったら消えて、を繰り返す状態。
 そして、その映画の視点のブレはかすかべ防衛隊、みさえやひろし、ひまわり、そしてしんのすけにまで及ぶわ。それぞれが『1941』みたいにバラバラなベクトルで行動するので、シンプルな到達点に対してやたら混乱した遠回りを繰り広げる事になってシンプルな感動を阻害しまくるのね。
 個人的にはもうニセななこ(とブリーフとぶりぶりざえもん)一本で勝負して良かったんじゃない?みたいな感じ。アレだけで勝負する自信がないゆえの保険たっぷり、みたいな印象すら受けてしまうわ。

 それから気になったのは異様にザラついた感じの嫌な大人達の姿をこれでもかとしつこく見せること。ああいうのは確かに今の日本の国、リアルにネットにいっぱいいるわ。だけどそれをあえて『クレしん』の世界に登場させる必要があるのかしら? そこからの解放を『クレしん』の子供たちに背負わせるべきモノ?
 もっともっと単純に、ラクガキに映した子供たちの創造力、それを描くだけで十分だったんじゃない?って思うのね。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 5点(2020-09-14 20:47:41)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 2.00
このレビューの偏差値 45.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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