Menu
 > 作品
 > シ行
 > シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
 > あにやん‍🌈さんのレビュー
シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
製作国
上映時間155分
劇場公開日 2021-03-08
ジャンルアクション,SF,アニメ,シリーズもの,青春もの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  『惑星大戦争』?『惑星大戦争』なの?と思ったそばから『さよならジュピター』で「やりやがったな」みたいな。

 それはともかく、期待したほどではなく、でも危惧したほどでもなくて、まあこんなモンでしょう、みたいなカンジで。『Q』であそこまで違った道を進んだのだから、そこから続く今作はもっともっと違ったモノを見せてくれると思ったのだけど、『THE END~』のクライマックスの存在がやっぱり影を落としてるし、だけどアレほどにはポカーンって状態ではなくて、それなりの結末を見せてくれて。前作ほどには突き放してなくて、もっとずっと人に寄っていて。
 でもまあ『まどマギ』みたいな『エヴァ』よね・・・

 ゲンドウのクライマックスの自分語りがまー超ウザくってさ、だけどアレがある意味エヴァって事象に対する監督の言い訳というか紆余曲折した上での今の心境みたいなモノなのね、と思うと、んー、まあどうでもいいわ。はいはいそうですね、くらいなモンだわ。あそこ、長さの原因になってる感じだけど、もっと削って欲しかったくらい。ダレたわ。

 気合いの入った、パワフルな絵創りは良かったわ。シネスコの画角いっぱいに横倒し状態で人物入れるのが頻出するのはちょっとやり過ぎな気もしたけど。

 エヴァの時代っていうのがもう時代遅れで恥ずかしい世界になるギリギリのところでエヴァに完全にケリ付けて、俺らはここに残るのでお前ら若者達は先へ進め!みたいなカンジになってる気もしたのね。冒頭に書いた映画群とか『さらば宇宙戦艦ヤマト』とかの露骨な引用もオールドタイプの自認みたいなモノで。それを自覚してるあたりは潔いのかもしれないわ。だけどカヲルくんがあんなだから第4、第5のエヴァが現れる危険性もないことはないのかもしれないわね・・・

【追記】
 気になったところ。男をしょうもないダメな生き物として描きつつ、最後にはそういう男を女に受容させるっていうのは男目線の甘えよね。何十年も生きて表現してきた上でなお男のだらしの無さを女に許容させるって、それはアニメ界に巣食う病みたいなモノかしら。パヤオも御大もそういうところあるでしょ。細田監督もそう。そろそろ業界全体でアップデートしたらどうかしら?
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 6点(2021-03-08 20:03:30)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 54件
作品の平均点 6.74点
作品の点数分布
011.85%
100.00%
223.70%
323.70%
423.70%
535.56%
61222.22%
71120.37%
81120.37%
9611.11%
1047.41%
作品の標準偏差 2.11
このレビューの偏差値 48.34
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS