Menu
 > 作品
 > ス行
 > スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
 > あにやん‍🌈さんのレビュー
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム
製作国
上映時間150分
劇場公開日 2022-01-07
ジャンルアクション,ドラマ,SF,アドベンチャー,シリーズもの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  初日に見たのだけど「これ絶対ネタバレしちゃいけないヤツ!」って。だけどネタバレ無しで感想なんて書けないので公開からひと月経過するまでレビュー書くの待ったわ。さすがにホントに見たかった人はもう見たでしょ? 以下激しくネタバレしてるのでご注意。

 見終って「凄いモノ見た」って感じだったのね。
 これまでのトムスパイダーマンってMCUの大きな流れの中の1つ、アベンジャーズに参加した大勢の中の一人って状態だったじゃない。スパイダーマン誕生エピソードすらすっ飛ばされて社長やサノスに振り回されまくりよ。
 それが今回はそのポジションを維持しつつも過去のスパイダーマン映画を1本の映画の中に内包してひたすら救済に走るの。ヴィランズだけじゃなくてトビースパイダーマンもアンドリュースパイダーマンも、そして中途半端に終わってしまった感のある2つの映画シリーズの存在自体をも。
 当然トムの顔が現れると思ったそこにアンドリューの顔が現れた瞬間、満員の場内からどよめきが、そして一拍置いて拍手が巻き起こって、その瞬間に立ち会えた事に感動したわ。
 それぞれのスパイダーマンが抱えた辛さや痛みを共有し分かちあい、そして力を合わせて前進する、これまでの『スパイダーマン』の集大成にして大きなフィナーレになっているのね。

 それは勿論ライミ版『スパイダーマン1~3』、マーク・ウェブ版『アメイジング・スパイダーマン1、2』、そして『スパイダーマン:ホームカミング』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を見ていてこそ成立するものだし、更に最低『ドクター・ストレンジ』と『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』程度は見てるべきだし、ならば『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』そして『スパイダーマン:スパイダーバース』も欠かせないし・・・ってマーベルモノにつきもののそれ単体じゃどうにもこうにも状態ではあるのね。
 でもその歴史につきあってきた時間の流れの重さ、そこを経た上での感動、感慨は1本の映画だけでは到底語れない大きさね。

 その上で、あんなに淋しい切ない結末でいいの?スパイダーマンの「大いなる力には大いなる責任が伴う」ってテーマ、孤独なヒーロー、スパイダーマンって結局こういうモノでしょ?っていうのを最後に持ってきてそれでトムスパイダーマン=ピーター自身は救われてるの?って思ったりもしたけれど、でもあれでやっとトムスパイダーマンは独立した存在になって彼だけの物語を歩み始めたとも言えるのね。当初からアベンジャーズに縛られ振り回されてきたスパイダーマンが総てのしがらみから切り離されて自分だけの空間から自分だけの人生をスタートさせる、ここがトムスパイダーマンの本当の始まりなのかもしれないわ。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2022-02-08 19:53:09)
その他情報
作品のレビュー数 38件
作品の平均点 7.37点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
312.63%
412.63%
5410.53%
6718.42%
7513.16%
8923.68%
9615.79%
10513.16%
作品の標準偏差 1.78
このレビューの偏差値 51.99
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS