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太陽の帝国(1987) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 太陽の帝国(1987)
製作国
上映時間152分
劇場公開日 1988-04-29
ジャンルドラマ,戦争もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 戦争は最大の「大人の事情」ってヤツで、子供は「大人の考える事に口出しするんじゃない!」と有無を言わさず頭を抑え付けられてます。どんな希望も夢も「大人の事情」が簡単に踏みにじり、残るのはただ生に対する欲求。生きてゆくためには心の中の子供な部分を削り取ってゆくしかなくなって・・・。両親に再会するラストシーンは、一見ハッピーエンド、だけど、少年のその顔は、もうあどけなさを取り戻せない、童心の代わりに虚無を刻み込まれたような表情。失われてしまった両親への愛に、再会にも感情を動かさずただ目を閉じる・・・深く悲しみが伝わってくる映画でした。少年期との別離から絶望的な現実へ至る、実は『E.T.』と『シンドラーのリスト』を繋ぐ、スピルバーグを語る上でも重要な一編なのかもしれません。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 9点(2003-12-10 20:44:13)
その他情報
作品のレビュー数 92件
作品の平均点 6.65点
作品の点数分布
000.00%
111.09%
211.09%
333.26%
477.61%
51718.48%
61617.39%
71213.04%
81718.48%
999.78%
1099.78%
作品の標準偏差 2.03
このレビューの偏差値 55.70
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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