タイトル名	キューティ・ブロンド／ハッピーＭＡＸ
製作国	米
上映時間	95分
劇場公開日	2003-11-15
ジャンル	ラブストーリー,コメディ,法廷もの,シリーズもの,動物もの,小説の映画化

前作はエル・ウッズの天然な才能が結果的に普遍的なフェミニズムへと昇華されてゆきました。ところが今回のエルは司法から政治の場へとスケールアップを果たしながら、映画そのものはアメリカの正義という、内側を向いた世界へと矮小化されてしまってます。正しい政治を謳うのであるならば、あくまでエルの天然の才能でそこへ向って欲しかったのですが、描かれるのは保守に対するリベラルの主張。それもリンカーンを思想の絶対的な礎としている時点でこの映画の限界が見えてしまうのです。エル・ウッズはエルのエルによるエルのための存在としてリンカーンすらも突き抜けた存在であって欲しかったのですが。

作品のレビュー数	52件
作品の平均点	5.50点
作品の点数分布	0 1 1.92％ 1 2 3.85％ 2 0 0.00％ 3 5 9.62％ 4 6 11.54％ 5 8 15.38％ 6 14 26.92％ 7 9 17.31％ 8 6 11.54％ 9 0 0.00％ 10 1 1.92％
作品の標準偏差	1.96
このレビューの偏差値	48.69 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値