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《ネタバレ》 おなじみのモーガン・フリーマンがあの偉大な大統領に見える。マット・デイモンが本物のラグビー選手に見える。アパルトヘイトを常識として育った人々、新しいヒーローに興奮する子供たち、そして熱狂する大観衆、街の人々etc、全部本物に見える。
最初に注意点を一つ。この映画はよくある「負け犬が立ち上がるスポーツ物」に見えるかもしれないが、南アは元々トップクラスの強豪国。アパルトヘイトのせいで国際試合から締め出されて若干低迷していただけで決して弱小チームだったわけではない。あくまで強豪国ならではのプレッシャー。 エンドロールでは現実の選手の画像が流れるが、これまた顔以外ほとんど映画と同じに見える。ラグビーというスポーツの激しさを始め、この映画は現実にしかありえない光景を見事に映画にしてのけている。本当にあった困難、一つの国が崩壊する危機、決して断ち切れない憎悪、南アのその後の苦難と発展を考えればやはりどこかで誰かが「奇跡」を起こしていたのだ。それらが映画として生真面目に再現される。ちょっとこれ、ものすごいぞ。 【tubird】さん [インターネット(字幕)] 9点(2018-01-17 08:54:20)
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