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薄桜記 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 薄桜記
製作国
上映時間110分
劇場公開日 1959-11-22
ジャンル時代劇,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 雷蔵と勝新が共演する忠臣蔵の番外編的映画。大映オールスターキャストの「忠臣蔵」をひと月半ほど前に見ていたので勢いで本作も見た。あまり期待はしていなかったのだが、当時既に人気スターだった雷蔵とまだ売り出し中の頃だった勝新がほぼ同格の扱いで共演しているのが最大のみどころ。物語は赤穂浪士の討ち入りを背景に、丹下左膳がモチーフと思われる雷蔵演じる丹下典膳と、勝新演じる赤穂浪士の一人である中山(堀部)安兵衛を中心に展開していくが、重くシリアスでドラマとしてはまずまずといったところでそんなに悪くないし、思ったよりは楽しめた。中でもクライマックスの片手片足の丹下が寝たまま複数の敵と斬り合うというシーンは今まで見たことのないような立ち回りシーンで、インパクトはあるし、印象にも残る。しかし、美術セットが大映にしてはなんだかしょぼく、比べてはいけないが「忠臣蔵」とは差がありすぎるし、回想形式で主要人物三人のモノローグが多く、一部ダイジェスト的に感じる部分があるのは話の性質上、仕方ないが、ちょっと残念に感じた。森一生監督の作品で、その手堅い演出自体には不満はないのだが、脚本を書いた伊藤大輔監督の演出でも見てみたかった気がする。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2016-04-09 19:16:33)
その他情報
作品のレビュー数 14件
作品の平均点 6.07点
作品の点数分布
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7321.43%
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917.14%
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作品の標準偏差 1.10
このレビューの偏差値 49.41
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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