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ゴースト/ニューヨークの幻 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゴースト/ニューヨークの幻
製作国
上映時間127分
劇場公開日 1990-09-28
ジャンルドラマ,サスペンス,ラブストーリー,コメディ,ファンタジー,犯罪もの,ミステリー
レビュー情報
《ネタバレ》 25年ほど前の中2のときに友人の付き合いでビデオで見て以来、テレビでも何度か見ている映画だが、これもかなり久しぶりにDVDで改めて見た。これまではもっとラブストーリー色の強い映画だと思っていたが、久しぶりに見るとそれ以上にサム(パトリック・スウェイジ)の殺される原因となったカール(トニー・ゴールドウィン)の不正をめぐるサスペンス色が思ったより強いことに驚いたし、オダ・メイ(ウーピー・ゴールドバーグ)の存在がコメディリリーフとして利いているのも大きく、監督もコメディ畑の人のせいか、コメディ色も思ったより多かったのがちょっと意外だった。でも、やはり、サムとモリーのラブストーリーという本題の部分もしっかり魅力的に描かれていて、最後にちゃんとそこに着地する脚本がとても練られていて素直に素晴らしいと思うし、このモリーがサムの姿を見ることができてから別れまでのラストシーンは今になって見てもぐっとくるものがある。それに主題歌の「アンチェインド・メロディ」がすごく合っていて、冒頭の二人でろくろを回しながらのラブシーンはこの曲がロマンチックさを一層盛り上げていて、このシーンはやはりこの曲があってこその名シーンだと改めて思う。デミ・ムーアにはモリー役のイメージしかないのだが、やはり今見てもかわいく、役のために自ら切ったというショートも似合っていて最高のはまり役なのは言うまでもないだろう。(モリーだけ見てるとちょっとブルース・ウィリスがうらやましくなったりもしたこともある。)オダ・メイがサムに言われて400万ドルの小切手をシスターに渋々寄付するシーンは、見ていて「天使にラブソングを」がよぎってしまい、また久しぶりに見たくなった。パトリック・スウェイジはもうずいぶん前に本当にゴーストになってしまったわけだが、亡くなったニュースを見てこの映画のことを思わずにはいられなかったことを今でも覚えている。きっと天国に行っていると信じたい。映画に興味を持ってから初めて見た恋愛映画だったこともあって印象に残っている映画だったのだが、今見ると昔よりもこの映画の素敵さや恋愛映画としての魅力も分かり、以前よりも素直に良い映画だと思えた。それに見た後の余韻も心地よく、その余韻がいつまでも残る。(2020年11月8日更新)
イニシャルKさん [DVD(吹替)] 8点(2005-03-11 22:36:08)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 354件
作品の平均点 7.03点
作品の点数分布
020.56%
141.13%
241.13%
392.54%
4195.37%
5277.63%
64813.56%
77521.19%
89927.97%
93710.45%
10308.47%
作品の標準偏差 1.94
このレビューの偏差値 52.59
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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