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《ネタバレ》 座頭市が中国人の使い手と対決するシリーズ第22作。これが最大のウリで映画としてはいつものような感じなのかなあなんて思ってたけど、座頭市が盲目なのと互いの言葉が分からないという点がうまく生かされていて、二人が対決に至るまでの展開はけっこう重く、対決がいつものように勧善懲悪の上に成り立っていないのがドラマを盛り上げていて見ごたえがある。その対決シーンも勝新の殺陣とジミー・ウォングの殺陣のぶつかり合いがすさまじく、印象に残る名勝負になっている。全体的にシリアスな中にてんぷくトリオ(伊東四朗、若い。)の笑いがバランスよく盛り込まれ、雰囲気を和ませているのも良かった。シリーズものって末期に近づくほど面白くなくなっていく印象があるけど、これは1作目につぐ傑作だと思う。
【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-05-17 11:39:13)
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