Menu
 > 作品
 > セ行
 > 清作の妻(1965)
 > イニシャルKさんのレビュー
清作の妻(1965) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 清作の妻(1965)
製作国
上映時間93分
劇場公開日 1965-06-25
ジャンルドラマ,ラブストーリー,戦争もの,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 戦前に作られたサイレント映画を増村保造監督が若尾文子主演でリメイクした作品。最初から最後まで重い展開で、とくに後半、清作(田村高廣)が盲目になってからの清作に対するそれまでとは人が変わったような村人たちの仕打ちは見ていてものすごく怖いものを感じずにはいられない。ここでも増村監督は若尾文子に愛する人を思うがゆえに大胆な行動に出る女を演じさせていて演出にも相変わらず力が入っている。中でもお兼(若尾文子)が清作の目を潰す直前のシーンは緊張感にあふれていてすごかった。そんな増村監督の演出に応える若尾文子も「妻は告白する」を凌ぐほどの名演技を見せており、この作品でも素晴らしい。田村高廣も妻によって視力を奪われながらもそれを許してともに生きていくという難しい役柄を見事に演じていてこれも素晴らしい演技を見せていてとても良かった。増村・若尾コンビ作としては個人的には「妻は告白する」のほうが好みだが、久しぶりに純愛映画の傑作を見た気がした。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2008-07-31 18:04:29)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 7.70点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5110.00%
6220.00%
700.00%
8440.00%
9220.00%
10110.00%
作品の標準偏差 1.49
このレビューの偏差値 51.36
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
清作の妻(1965)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS