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ある殺し屋の鍵 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ある殺し屋の鍵
製作国
上映時間80分
劇場公開日 1967-12-02
ジャンルドラマ,サスペンス,シリーズもの,犯罪もの,ハードボイルド,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 雷蔵が凄腕の殺し屋を演じる「ある殺し屋」の第2作。前作を見たのが12年ほど前なので少し不安もあったのだが、前作とは設定が違うためかすんなりと入っていけたし、今回もなかなか面白い。でも、前作は脚本を担当した増村保造監督が監督も手掛けているのではと錯覚するような独特の雰囲気があったのに対し、本作はあくまで娯楽作に終始している感じでそこが残念といえば残念。ただ、表向きは踊りの師匠という今回の雷蔵の役柄ははまっていて、前作の料理屋の主人役よりははるかにこちらのほうが良いと思う。今回の主人公は報酬に執着しているところがあり、ラストは金を手にして去っていくのかと思っていたが、そうはならないという捻った終わり方なのは意表をついている。また、そうなっても何事もなかったかのように静かに去っていく雷蔵がストイックでカッコいい。このシリーズは前作と本作2本で終わりというのが惜しい気もするが、のちに作られる同じようなコンセプトの「必殺」シリーズなどはこのシリーズの影響を多大に受けているのだろうなと感じることができる。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2015-04-11 18:21:30)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 6.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.38
このレビューの偏差値 52.61
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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