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処刑の部屋 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 処刑の部屋
製作国
上映時間96分
劇場公開日 1956-06-28
ジャンルドラマ,モノクロ映画,犯罪もの,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
石原慎太郎原作の太陽族映画というと日活の映画という印象があるが、本作は大映の映画で、日活から移籍してきたばかりの市川崑監督が手がけている。映画としては「狂った果実」よりも面白く見ることができたが、それでもやはり今見ると「狂った果実」と同じく古臭さを感じてしまう映画で、市川監督の演出もそれほどキレを感じない。(ただみなさんがおっしゃるように宮口精二と川口浩が口論をする隣の部屋で岸輝子が新聞漫画を読んでいるカットは市川監督らしさが感じられた。)主演の川口浩は不良らしさがよく出ていて、裕次郎よりもこういう役はハマっている気がする。しかし、「狂った果実」もそうなんだけど本作に登場する大学生たちはどこか幼稚な存在に描かれていて、太陽族ものってみんなそうなのかと思えてしまった。ヒロイン役は市川監督の映画には本作が初出演の若尾文子。この頃はまだ清純派で可愛らしい彼女がけっこうな体当たり演技を見せていて、(とはいえ、まだ本作ではだいぶおとなしいが。)本作に助監督として参加している増村保造監督とのその後のコンビ作での活躍を予感させていたのが印象に残る。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2014-06-05 17:06:57)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 4.83点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.77
このレビューの偏差値 53.72
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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