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いのち・ぼうにふろう のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 いのち・ぼうにふろう
製作国
上映時間122分
劇場公開日 1971-09-11
ジャンル時代劇,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
のちに無名塾で舞台化(「いのちぼうにふろう物語」)もされた山本周五郎の「深川安楽亭」の映画化作品。主演は無名塾主宰で舞台版にも出演している仲代達矢で、監督は小林正樹。このコンビの映画は「切腹」も「人間の条件」も傑作だったが、この映画はどうだろうか。舞台も原作も見てないのだが、時代劇としてはそこそこよく出来ていると思うし、クライマックスのモノクロ画面に浮かぶ御用提灯の群れなど映像的に印象に残るシーンもあり、ゾクゾクするような武満徹の音楽も良かったものの、脚本が舞台的な感じで盛り上がりに欠け、主人公たちが命をかけて救おうとしている若者(山本圭)が典型的なグズなダメキャラで彼のために命をぼうにふろうという主人公たちにイマイチ感情移入が出来ず、また全体的に展開がもたついていてどうも退屈で2時間がちょっと長く感じる。なんかタイトルのインパクトの強さのわりにそれほどでもない映画という気がする。それから見る前に興味を引いたのが仲代達矢と勝新という黒澤明監督の「影武者」で主役を降板した側と代わって演じた側の共演だったんだけど、それもなんだか期待はずれという感じで少々残念だった。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-02-11 14:44:21)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 5.60点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.02
このレビューの偏差値 44.23
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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