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《ネタバレ》 植木等主演の「日本一の男」シリーズ第2作。相変わらずイキイキとした植木等を見ていると元気になれるし、屈折した主人公が一念勃起してトントン拍子に出世していく物語は見ていて痛快。古澤憲吾監督の演出の勢いもやはり植木等が出ていると「若大将」の時より増しているように感じる。主人公が一念勃起するきっかけとなる先祖の自伝を読むシーンで急に時代劇が始まるあたりは凝っているし、殺陣師として久世竜が参加してるのもそのためだろう。ドモリの谷啓が酒を飲むことでドモリを治すあたりは「次郎長三国志」のパロディーのようで笑える。ここからクレージーキャッツのほかのメンバーがあまり出なくなるのは少しさびしい気もするが、それでもじゅうぶんに面白かった。それにしてもこの頃の植木等って普段からこういうキャラだったんじゃないかと思うほどのハマリ役で、本人が普段は物静かで真面目な人だなんて微塵も感じさせないのがすごい。主人公の祖母役で飯田蝶子が出てるけど、つい見ていて若大将のおばあちゃんを思い浮かべてしまう。
【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-12-01 01:49:40)(良:1票)
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