Menu
 > 作品
 > ヒ行
 > ひばりの森の石松
 > イニシャルKさんのレビュー
ひばりの森の石松 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ひばりの森の石松
製作国
上映時間83分
劇場公開日 1960-03-29
ジャンルコメディ,時代劇,ミュージカル
レビュー情報
《ネタバレ》 沢島忠監督の作品はあまり見ているわけではないが、「股旅三人やくざ」、とくに錦之助が主演した第三話の喜劇的面白さが印象に残っている監督で、この映画も実に明るい作風で、これぞ明朗時代劇という感じ。森繁久弥の印象が強く、見る前は少し不安だった石松役の主演の美空ひばりも本当にハマリ役で、何本か男役で出演した映画があるみたいだが、違和感が最初から最後まで全くなく、見事に演じきっている。唐突に夢の中で始まる竜宮城レビューのシーンも美空ひばりが東映の監督の中でも特に信頼していたという沢島監督の演出がうまいのか、彼女にあまり興味のない自分でも楽しく見ることができた。終盤のボウリングのシーンも通常の時代劇では絶対にあり得ないようなシーンだが、純粋に見ていて楽しい。(ああだこうだ考えながら見る映画ではない。)後半の盲目の姫(片岡千恵蔵の娘が演じてる。)とのやりとりには思わずほろりとさせられる。最近見た東映の映画と言えば去年ぐらいからヤクザ映画が中心だった気がして、それ以前の東映時代劇を見るのがかなり久しぶりな気がするが、見終わって本当に心の底から楽しかったと思える映画だった。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-11-16 22:33:14)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 7.14点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6114.29%
7457.14%
8228.57%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 0.64
このレビューの偏差値 71.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ひばりの森の石松のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS