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武士の家計簿 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 武士の家計簿
製作国
上映時間129分
劇場公開日 2010-12-04
ジャンルドラマ,時代劇,歴史もの,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 原作となった新書をもとに物語を構築しているらしいが、ただエピソードの羅列に終始している感じで、とりあえず新書から物語をおこし、それを型にはめるのに精いっぱいだったのだろうなあ。そのエピソードの数々も、そろばん侍と呼ばれる主人公(堺雅人)の活躍を描くのではないので、この主人公がそろばんバカ、そろばん侍と呼ばれるほどのすごさは感じられないし、一家の倹約生活もさらりと流して終わってしまい、後半の父と息子の確執を描く親子のドラマにシフトするという至って普通の展開。企画の着眼点は面白いのだから、型通りではなく、もっと設定を膨らましたほうがよかっただろうにと思えてしまう。息子の祝いの席で出される膳に乗った鯛の絵のシーン(予告編等で使われている。)が印象に残り、その絵を持って祝いの出席者たちが縁側を歩くシーンは確かにイキイキとしているが、この一連のシーンがこの映画の中で森田芳光監督らしさがいちばん出ていると思う。主演の堺雅人と仲間由紀恵はまずまず好演しているが、最後の方で晩年を迎えた主人公夫婦を息子が訪ねてくるシーンで、堺雅人が見事に老け役をこなしているのに対して仲間由紀恵の老け役はかなり違和感があった。でも、とくにあたり障りのない人情時代劇として見ればまあまあそれなりか。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 5点(2012-01-12 14:09:54)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 41件
作品の平均点 5.07点
作品の点数分布
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237.32%
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作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 49.64
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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