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風雲児たち 蘭学革命(れぼりゅうし)篇<TVM> のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 風雲児たち 蘭学革命(れぼりゅうし)篇<TVM>
製作国
上映時間89分
ジャンルドラマ,コメディ,医学もの,時代劇,TV映画,歴史もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 みなもと太郎の歴史ギャグ漫画(未読)をドラマ化した三谷幸喜脚本による今年のNHK正月時代劇。前野良沢と杉田玄白による解体新書執筆のエピソードを描いていて、「黒井戸殺し」同様に「真田丸」の出演者が多い(遠藤憲一に至っては「真田丸」の出演者の中で唯一「黒井戸殺し」にも本作にも出てる。)のだが、原作がギャグ漫画ということもあってか、三谷幸喜らしさは「真田丸」よりも出ていたと思う。冒頭のテロップを読み上げる有働由美子のナレーションからして「真田丸」のセルフパロディっぽいのだが、そこで「これは大河ドラマではない。よって時代考証は大雑把である。」と断りを入れた上で「真田丸」とは違った軽めのテイストを強めた作風になっているのが面白い(フルヘッヘンドのくだりなんて大河でやったら暴動が起きそうなレベル。)し、それでいて、志は同じながらも翻訳に対する考え方の違いから良沢と玄白が対立、決裂し、約20年後に和解するまでが丁寧に描かれており、そのあたりドラマとしての見ごたえもしっかりあったのは良かった。のちに歴史に名を遺すことになる人物たちがチラリと登場しているのも、本作が長大な原作のほんの一部分を描いただけであるというのを実感できる。ただ、そういう人物が登場するたびにわざわざナレーションによる解説入るのはちょっとうざったく感じなくもないが。「真田丸」も「黒井戸殺し」も面白かったのだが、やはり三谷幸喜作品はこういう軽めでサクッと見られる作品のほうが好きかもしれない。
イニシャルKさん [地上波(邦画)] 7点(2018-12-31 17:58:12)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 3件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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