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《ネタバレ》 シリーズ第2作。前作は思ったより楽しんで見たのだが、もうそれも5年前でノリを忘れていないか不安だったのだが、やっぱり今回もそのバカっぽさとそれを真剣に演じているキャスト陣のギャップが楽しく、何も考えずに見ることが出来た。今回も突き抜けたネタのオンパレードで、冒頭部分の海女二人に対して麗(ガクト)が「阿久津はどうした!阿久津に何があった!」と叫ぶシーンや、クライマックスの出身地対決で藤原紀香の写真を見た神戸市長(藤原紀香)が反応してしまうシーンのメタさはつい笑ってしまう。しかし、映画全体として見ると、前作より大作然とした印象で、どこか散漫な感じもしてしまい、結果パワーダウンといったところなのはまあしょうがない。でも、前作は麗と百美(二階堂ふみ)のコンビのやりとりが面白かった部分もあったのだが、今回はキャストのクレジットでガクトと二階堂ふみの表示順が逆になり、実際、今回は麗が単独主人公のようになっていて、百美は麗から留守を頼まれるという形で、出番が少なくなっており、必然的にこの二人の絡みも少なくなっているのはちょっと残念。その代わり、今回の悪役である大阪府知事(片岡愛之助)と神戸市長の実際の夫婦が演じるコンビのやりとりが面白く、とくに愛之助演じる府知事のキャラはすごく立っていたように思う。今回も前作と同じく、この話をラジオで聴いている家族(アキラ100%、和久井映見、朝日奈央)が登場し、彼らと一緒に客観視できるようになっているが、今回このパートが前作に比べると物足りなかった気がする。でも、ラジオが始まってすぐのアキラ100%演じる父親の「二度もやる話じゃない」というセリフには思わずうなずいてしまった。
【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 5点(2025-04-27 19:26:32)
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