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白昼の通り魔 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 白昼の通り魔
製作国
上映時間99分
ジャンルドラマ,モノクロ映画,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 大島渚監督の創造社時代の代表作の一本。連続通り魔が犯行を重ねていく「復讐するは我にあり」的な話だと思っていたのだが、それよりも男(佐藤慶)がなぜ通り魔になるに至ったかがよく描かれていて、この部分はなかなかに興味深く見ることができたし、男の心理の描き方もリアルで、演じる佐藤慶もはまっている。男とかかわりを持つ二人の女(川口小枝、小山明子)との関係も描かれていて、人間ドラマとしても抜かりはない作り。でも、後半は通り魔の男よりもこの男をめぐる女二人の愛憎劇のようになっていて、この部分も見ごたえがあるものの、通り魔の男の話として見ていると蛇足感があり、終盤の新幹線のシーンはけっこう退屈してしまった。ラストシーンを見ると実は主人公は通り魔の男ではなく、川口小枝演じるシノだったのではと思える(このミスリード自体は上手いと思う。)が、やはり最後まで通り魔の男の話で終わってほしかったような気もする。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2017-08-11 14:28:57)
その他情報
作品のレビュー数 6件
作品の平均点 5.67点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.25
このレビューの偏差値 52.14
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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