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血煙高田の馬場(1937) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 血煙高田の馬場(1937)
製作国
上映時間57分
劇場公開日 1937-12-31
ジャンル時代劇,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 マキノ正博監督の映画を見るのは初めてだったのだが、ものすごく面白かった。特にラストのバンツマが高田馬場まで走りぬけるシーンから決闘にいたるまでのくだりの盛り上がり方が尋常ではないすごさ。まさにこれがマキノ正博かという感じでこのシーンには本当に圧倒されてしまった。後の堀部安兵衛である中山安兵衛を演じるバンツマが飲兵衛だが、やる時はやるという威勢のいいキャラクターを魅力たっぷりに演じていてとてもかっこいいし、先ほど書いた高田馬場へと走りぬけるシーンをはじめ、やはりサイレント時代からのスターだけあって動きがとくに素晴らしい。志村喬も黒澤映画などで見せる重厚な演技とは全く違うコミカルな演技を見せており、新鮮なおかつ楽しい。全体的に見ても明るくこれぞ娯楽映画と呼ぶに相応しい作品で、戦前の日本映画はあまり見ていないのだが、こんなに楽しい作品があったとは驚き。また、これは間違いなく日本の娯楽映画の最高傑作の一本に入る映画ではと思う。やっぱり10点以外ないだろう。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2008-08-28 13:44:11)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 8.62点
作品の点数分布
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100.00%
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516.25%
616.25%
7212.50%
8212.50%
9318.75%
10743.75%
作品の標準偏差 1.58
このレビューの偏差値 55.53
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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