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武士道残酷物語 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 武士道残酷物語
製作国
上映時間123分
ジャンルドラマ,戦争もの,時代劇,モノクロ映画,オムニバス,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ある家系の戦国時代から現代までの歴史を7話のオムニバス形式で描いた今井正監督の映画で、各エピソードに登場する先祖代々七人の主人公を錦之助が一人で演じているのが見所。現代のパートでは錦之助は普通の会社員を演じているのだが、今まで現代劇での錦之助を見たことなかったのでちょっと違和感を感じた。それでも七人を見事に演じ分ける錦之助はやはりうまいと思うし、武家社会に対する忠義をこんな手法で描いた構成は新鮮だった。それぞれのエピソードがとても完成度が高いのだが、とくに第4話はいちばん力の入ったつくりで、内容もかなり重苦しいのだが、この話が個人的にもっとも見応えがあった。第3話の錦之助に言い寄る森雅之演じる殿様や、第5話明治篇の加藤嘉もインパクトのある熱演で印象に残る。第6話の太平洋戦争篇だけはちょっと唐突に感じられるんだけど、一話一話に今井監督のメッセージのようなものが感じられる作品になっていて、予告編を見ると主演俳優一人七役ということが最大のウリになっているみたいだが、それだけではない映画だと思う。でも、僕も敢えて他人にすすめようとはあまり思わないなあ。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2009-01-21 18:47:24)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.12
このレビューの偏差値 50.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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