Menu
 > 作品
 > ル行
 > ルパン三世 ワルサーP38<TVM>
 > イニシャルKさんのレビュー
ルパン三世 ワルサーP38<TVM> のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ルパン三世 ワルサーP38<TVM>
製作国
上映時間93分
ジャンルアクション,コメディ,アドベンチャー,アニメ,TV映画,シリーズもの,犯罪もの,ロマンス,ハードボイルド,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 シリーズ誕生30年を記念したテレビスペシャルで、いつもよりも力の入った作品になっていて、名作にしようというスタッフの意気込みもわかるのだが、なんか全体的にシリアスで暗い感じで、爽快さに欠ける印象。敵であるタランチュラのボスであるコルドーの極悪非道ぶりや、メンバーに毒を注入して、その毒を抑える効果のあるガスが出ている本拠地の島から出られなくするという設定自体は良く、ルパンたちがいかにして体から毒を抜いて島を脱出するかが見どころになるのだが、解毒剤を作っている医療担当のドクターが実はという終盤の展開が何かありがちで、ラストにヒロインであるエレンが死ぬというのもなんか予定調和に感じてしまったのがちょっと残念。それに、ルパンの過去をテーマにしているが、それもこのシリーズにはありがちで、逆にルパンの過去のエピソードを描く作品がシリーズ通して多すぎる気がして、これはパラレルワールドとして見るしかないのかなあと思ってしまうのも正直なところ。それとあと、解毒剤に関してはそれでいいのかと思うような終わり方にはいくらなんでもいい加減さを感じずにはいられなかった。ゲスト声優陣に関してはセカンドの1エピソードに出演して以来の内海賢二が演じるコルドーはやはりはまり役で、この人が演じるからこそコルドーの極悪非道ぶりに説得力がより増している。ドクター役の津嘉山正種も味方を装っているときと正体が露見してからを見事に演じ分けていて安心して見ていられる。(逆に悪役のイメージのある津嘉山正種が演じるからこそドクターの正体に意外性がないのだが。)エレンを演じる篠原恵美が歌うバラード調の主題歌はけっこう好き。ちょうど、リアルタイムで見た二本目のテレビスペシャルで前作も次作もゲストヒロイン役の声優が主題歌を歌っていたため、それがシリーズの恒例だと思っていたことを覚えている。(2018年11月16日更新)
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 5点(2005-05-24 18:07:39)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 5.75点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
3212.50%
4212.50%
5531.25%
6318.75%
700.00%
8212.50%
916.25%
1016.25%
作品の標準偏差 1.98
このレビューの偏差値 48.10
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ルパン三世 ワルサーP38<TVM>のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS