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《ネタバレ》 邦題のとおりひたすらアリバイ崩しのみに終始していて分かりやすいといえばそうなのだが、犯人(ロバート・カルプ)が殺人を犯す背景や動機がほとんど描かれておらず、そこが物足りない。凶器が氷の塊(今回の脚本家はこれをいちばん最初に思いついたのかも。)だったり、プールの水と水道(ホース)の水の違いについてコロンボが指摘するあたりはけっこうワクワクしながら見れただけにそれ以外の部分に見どころらしい見どころがなく、ツッコミどころも多いのは残念。それでもラストは鮮やかなのがこのシリーズらしいし、発想の転換というのも面白いのだが、やっぱり決め手が電話に入っていなかった時計のチャイムの音というのはいささか強引な気がした。印象に残るシーンも少ないのだが、いちばん最後のテープのカットは印象に残る。ラジオから聞こえてくる中継の解説者の吹き替えを担当する肝付兼太の声も妙に印象的だった。
【イニシャルK】さん [CS・衛星(吹替)] 5点(2013-12-23 01:09:52)
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