Menu
 > 作品
 > ニ行
 > 人間の條件 第六部 曠野の彷徨
 > イニシャルKさんのレビュー
人間の條件 第六部 曠野の彷徨 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 人間の條件 第六部 曠野の彷徨
製作国
上映時間104分
ジャンルドラマ,戦争もの,シリーズもの,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
泣いても笑ってもいよいよ今回で最後となる第六部。今まで第一部から第五部まで中たるみなく高い水準の完成度を維持していただけにここの評価を見てちょっと心配だったんだが、今回はクライマックスの梶が美千子のことを思いながら彷徨しているシーンは今まで辛かった分、よけいに梶に感情移入できて素直に感動した。梶に語りかけてくる美千子の声(幻聴)も涙を誘い、思わず、今までよく頑張ったなと梶に思わず声をかけたくなる。そしてこのシーンは今まで梶を演じてきた仲代達矢ももうこれ以上の芝居は出来ないのではないかという名演技で非常に素晴らしく、雪の降る中、梶が倒れるラストシーンでは鳥肌が立った。しかし、今回、不満がないわけでもない。2番の方が書かれているが、彷徨シーンの途中に出てくる饅頭屋のシーンはやや唐突に感じられるし、幻聴として梶に聞こえてくる美千子の笑い声がちょっと怖かった(さっき書いたように語りかけて来る声は涙を誘うのに。)のがちょっと残念。とはいえこの「人間の条件」という六部作にも及ぶ作品全体の感想としては、これを超える戦争映画は二度と出ないのではないかというほどのすごい名作だと思う。この第六部に対してというより、シリーズ全体に対しての評価としての9点。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 9点(2008-07-03 00:05:44)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 7.67点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
516.67%
616.67%
7533.33%
8426.67%
9320.00%
1016.67%
作品の標準偏差 1.25
このレビューの偏差値 58.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
人間の條件 第六部 曠野の彷徨のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS