Menu
 > 作品
 > ア行
 > あいつと私(1961)
 > イニシャルKさんのレビュー
あいつと私(1961) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 あいつと私(1961)
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1961-09-10
ジャンルドラマ,青春もの,学園もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 裕次郎と芦川いづみのコンビによる石坂洋次郎原作の青春映画で監督は中平康。冒頭から登場人物たちが早口でしゃべり、テンポがよく、コメディタッチで明るく、いかにも日活らしい青春映画という感じで、見ていてけっこう楽しかった。芦川いづみをかなり久しぶりに見たのだが、やはりとてもキュートで可愛らしく、やっぱりいいなあと思うし、本作にはブレイク前の吉永小百合もヒロインの妹役で出演しているのだが、それでもやっぱり芦川いづみのほうが魅力的で個人的には好みだし、本作は彼女の視点ですすんでいくので、実質的な主人公は彼女演じるゆみ子というのも嬉しい。裕次郎も生意気できざったらしい青年役なのだが、なぜか厭味ったらしくなることなく逆に好感が持ててしまうから不思議で、このコンビの青春映画だと本当に安心して見ていられる。二人が大雨の中、木の下でキスをするシーンがとくに印象的で、なかなかの名シーンだ。日米安保反対運動が出てくるあたりは当時の時代の空気感が出ている。恋人に裏切られる友達や、裕次郎演じる黒川の出生の秘密など深刻なエピソードもあるのだが、それらをあまり深く追求しないのでドラマとしては若干の物足りなさを感じる部分もあるのがちょっと残念なのだけど、そこまで気にはならない。裕次郎のうたう主題歌がコミカルでかつインパクトがあり、矢鱈と印象に残るのだが、本作に合っているかは微妙。でも、けっしてこの歌自体は嫌いではない。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2014-09-10 00:11:50)
その他情報
作品のレビュー数 9件
作品の平均点 6.33点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5222.22%
6444.44%
7111.11%
8222.22%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.05
このレビューの偏差値 47.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
あいつと私(1961)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS