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宮本武蔵完結篇 決闘巌流島 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 宮本武蔵完結篇 決闘巌流島
製作国
上映時間105分
ジャンルアクション,ドラマ,ラブストーリー,時代劇,シリーズもの,リメイク,ロマンス,小説の映画化,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 稲垣浩監督の東宝「宮本武蔵」三部作の最後。だけど、今回も武蔵の成長物語というよりは、武蔵、お通、朱美の三角関係のメロドラマに焦点があてられていて、もうかなりのドロドロの展開。今回も内田吐夢監督の東映五部作や加藤泰監督の松竹版とはかなり違い、又八やお杉が登場していなかったり、中盤に「七人の侍」のような村を襲う野武士の一団が登場したりとこれはこれで面白いのだが、やはり東映版のようなオーソドックスなほうが好きだな。三船の武蔵は最後まで来ても何かしっくり来ず、ミスマッチのようにしか思えないのだが、対する鶴田浩二の小次郎はしっかりとはまっていてはっきり言って三船よりもカッコよかった。稲垣監督は佐々木小次郎が好きだったときいたことがあるが、巌流島の決闘シーンで「小次郎敗れたり」というセリフを武蔵に言わせなかったり、決着がつき、武蔵が島を後にした直後に小次郎の遺体の画を入れ、小次郎の無常感を表現していたりして、稲垣監督の小次郎への思い入れが強いことがうかがい知れる。また、決闘シーン自体も朝焼けを背にしてという設定のため、登りゆく朝日とも相まって非常に美しい決闘シーンとなっていて、この部分は今まで見たどの巌流島の決闘シーンよりも印象的だった。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2010-04-08 12:14:00)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 6.29点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.88
このレビューの偏差値 46.32
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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