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点と線 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 点と線
製作国
上映時間85分
ジャンルドラマ,サスペンス,ミステリー,刑事もの,小説の映画化
レビュー情報
松本清張初期のベストセラー小説の映画化作品。松竹以外の松本清張原作映画を見るのは初めてだったが、よく出来たミステリー映画としてはそこそこ面白かったものの、どうも主役の刑事(南廣)が一人で息巻いていて一人浮いているような気さえして感情移入できなかった。それに、人間ドラマにあまり深みがないのも残念に感じ、全体としてはやや物足りない。出演者に目を向けると、高峰三枝子は汚れ役のイメージしかなく、とくに「犬神家の一族」の松子夫人の印象が強いのだが、本作ではちょっとだけ松子夫人の原型と感じられるような役を演じていて、ひょっとしたらこの映画がきっかけであの役に起用されたのかと思ってしまった。ただし、貫禄もインパクトも松子夫人の方がやっぱり上に感じる。その夫を演じる山形勲は東映時代劇の悪役という印象がなんといっても強く、この映画でも悪役を演じているのだけど、こういう役はやっぱりはまるなあ。ただ、山形勲を時代劇でしか見たことがなかったせいか、最初は誰だか気がつかなかったけど。のちに「砂の器」で素晴らしい演技を見せる加藤嘉が本作では刑事を演じている。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2009-11-12 15:00:00)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 5.86点
作品の点数分布
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6523.81%
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作品の標準偏差 1.08
このレビューの偏差値 51.22
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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