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ゲームの規則 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ゲームの規則
製作国
上映時間106分
劇場公開日 1982-09-18
ジャンルドラマ,コメディ,モノクロ映画
レビュー情報
「恐ろしいのは、人間誰しも言い分があるってことなんだ。」というのはここのレビューに当てはまる名言ですね。この世界映画史上の傑作と太鼓判を押されている本作を私ごときが拙いレビューすること自体恥ずかしいのですが、素人のたわいのない感想をお許しください。レビューのラインナップに箔をつけるゲスな意図がなきにしもあらずということを正直に告白します。しかし、いや、もう、圧倒されるばかりですね。これは。豊かな、あまりにも豊かな表現とでも言うんでしょうか。ゴダールは第二次大戦の予見で一つの時代の終わりだと批評したそうですが、哲学的に「祝祭(カーニバル)」とかうんちくたれることもできそうだし、現代社会へ引き付けての批評などいろんな語り口を許しそうで、とても一筋縄ではいきません。こう書くとスノッブな感じですが、評論家のものにしておくのが勿体無い面白さです。全く小難しくないハチャメチャなストーリーの裏に広大な世界が広がっているように見えるのです。観ている間はただ喜怒哀楽の波に飲まれるばかりですが、鑑賞後の余韻がこんなに豊かな作品てやっぱないですよ。元ネタの一つ「フィガロの結婚」と原作同じなあのオペラの神懸り的音楽から感じられる人間の優しさや人生の哀しさと似たようなものをこの映画の画面から感じるというのは大げさでしょうか?。ああ・・また作品の権威を笠に着た大絶賛をしてしまった。それにしても熊の着ぐるみ可愛くてしょうがないなぁ・・。
しったか偽善者さん 10点(2004-02-06 23:22:39)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 27件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
213.70%
313.70%
413.70%
527.41%
6622.22%
7622.22%
827.41%
9414.81%
10414.81%
作品の標準偏差 2.09
このレビューの偏差値 56.86
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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